「声」を変えるならキャラも変えて ~ゲーム部騒動~
どーもどもども絨でーす!
先日、某4人組でゲーム実況をやっているCtuber(Character Youtuber)の声を担当している方が4人全員入れ替わりました。
昔ドラえもんで登場するキャラの声優が総入れ替えしたことがありますよね。キャラは変えずに声だけ変える。正に今回のCtuberでも同じことが起きました。
元々4人中2人は2019年6月頃に既に入れ替わっていて、9月1日より残りの2人が入れ替わったようです。
元々唯一定期的に視聴していたCtuberだったので、言いたいことをダラダラと書いてみました。
皆さんも基本的には持っている「声」ですが、声ってどんな性質を持っているか考えてみます。
1. 声はアイデンティティ
人が外界から得られる情報の7%は耳(聴覚)からゲットしています。目(視覚)からは80%ゲットしていることを踏まえると、音からの情報は大したことが無いように感じますが、話し言葉などといった日常生活で不可欠な要素を担っています。
特に人が発する「声」は、かなりの個人差があるため、声質を事前に知っていれば聞いただけでそれが誰の声なのか分かったりします。
いきなり後ろから声を掛けられた時に「あ、あの人の声だ」ってなるやつです笑
御存知の方も多いと思いますが、最近の技術の1つに声認証システムって呼ばれているセキュリティシステムがあります。これは、自分の声をあらかじめ録音しておいて、録音した声と同じ声紋を持つ声が発せられたら認証をパスすることが出来るというシステムで、端的に言えば「声」で本人確認を行うツールです。
つまり、「声」は特定の人のアイデンティティの1つになっているということです。
重要なポイントは、
「声」と外見は結び付いていて、唯一無二であることが脳に刷り込まれてる
であることです。
いきなり中居正広の声が松本人志の声になったら違和感しかないように、声と外見は、脳の中で強固に結びついています。
それって、VtuberとかCtuberでも同じじゃないですか?
2. 声を変えるならキャラも変えて
VtuberとかCtuberも、担当の声優さんが声をあてる事で動画投稿や生放送が出来る訳ですが、当然視聴者の脳の中で声とビジュアルが結びつく訳です。
そんな中、声をいきなり変えたら違和感しかないですよね。今までの声もひっくるめてキャラが確立してたのですから。
声優変更の理由については、声優さんのtwitter上での会社のパワハラやブラック労働に関するつぶやきに視聴者が反応し炎上したことがきっかけであり、実際に声優変更の理由について正式な声明が発表されたわけでは無いので、この記事において憶測で声優変更の原因について色々言ったりしませんが、ドラえもんのように円満な声優変更では無く、企業側が撒いた悪い種によって生じた出来事であることに間違いは無いでしょう。
声優変更も企業側が原因を持っていて、声と外見は強くリンクしてしまっている。
そうなると声を変えるのであれば、キャラ自体も変更してしまった方が良かったのではないかと思えてなりません。
キャラ自体変えた方が良い理由はもう1つあって、後を引き継いだ新しい声優さんへの配慮もあります。
現状、某Ctuberの動画には高評価を上回る低評価が付いたり、チャンネル登録者数が減り、コメント欄も旧声優陣を称賛するようなコメントが多く見受けられたりと、挙げると他にもありますが何も悪くない新声優陣への風当たりが強い状況が続いています。
更に、キャラ変更されてないため4人いるCtuberの内2人は旧声優の声質に寄せようとしていて、新しい声優さんが持つ独自の"色"を出せていないように感じました。
このような理由から、「前の子達は転校して、新たな子が来ました~」とか適当に設定を用意して、新たな声優・そして新たなキャラで再出発をした方が良かったと思っています。
もうキャラを変えずに声優は変更済みなので、人間が持っている最も恐ろしい力「慣れる力」と声優変更事件自体知らない新規ファン獲得を軸にして力を付けていくつもりなのでしょう。
おまけ. 声優の名前も公表して
お、この人良い声してるって時に、声優さんの名前が気になるのですが、そのCtuberの担当声優の名前は公表されていません。
旧声優もtwitterのつぶやきをきっかけに炎上してから初めて名前が判明してたくらいです。
恐らく、「声自体をCtuberが発しているものという設定を守るため」に企業が意図的に声優の名前を出さないのでしょう。
ですが、CtuberだろうがVtuberだろうがアニメキャラだろうが声優さんがいることは暗黙の了解で視聴者は分かっていることであり、声優の名前を公表してもしなくても一緒なので、
声優さんにもファンが付くと思うので、お願いします!