絨の独り言

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兄弟・姉妹の必要性について本気出して考えてみた

どーもどもども絨でーす!

 

今回は、最近考えたことについて少し発信出来たら良いなと思いまして、「兄弟・姉妹の必要性」について少しまとめてみたいと思います。

補足ですが、ベースは「兄弟・姉妹の存在有無による子供への影響」を中心に考えていきます。

 

色んな意見を聞きたいので、もしこの記事を読んで下さった方が居ましたら、気軽にコメントに皆さんの意見を書いて下さい!

 

因みに僕自身は10才程離れた弟が居ます。なので、僕自身は小学校中学年辺りまでは一人っ子で、それ以降は兄弟がいる環境を経験しています。ですので、一人っ子と兄弟有りのどちらの良さ、悪さも経験しているつもりです。

更に、僕は多数の子供と関わるようなバイトの経験もあるので、その経験も踏まえています。

それではスタート!

 

 

 

目次

 

1. 一人っ子のメリット

自分の経験や、たまに論文などの研究に基づいて、一人っ子・兄弟ありのメリット・デメリットについて考えて行きます。

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1.1 親の注目を独り占め①

一人っ子ということは、親にとっては初めての子供になります。虐待などの常軌を逸した行動を取る親以外は、一人目の子供となると可愛くて仕方が無いですよね!ですので初めての子供というのは、存在するだけで親の愛情・注目を自動的に集めることが出来ます。しかも一人っ子の場合、兄弟・姉妹が居ないのでロングスパンで親の愛情や注目を独り占め出来ます。子供にとっては何もしなくてもそれなりに満たされた家庭ライフが約束されるって訳です。

勘の良い人だともう分かると思いますが、これは結構諸刃の剣です。大きなデメリットでもあります。それについては、「親の注目を独り占め②」にて考えてみます。

 

1.2 基本的に我慢は不要(主に幼少期)

親が甘々な状態で幼少期を過ごす上に、その状態を変化させるような兄弟・姉妹の存在が無いので、子どもの思い通りになることがとても多いです。ガマンなんてほとんどすることが無く、思い通りに幼少期を過ごすことが出来ます。ゲームしたいときにゲームする。寝たいときに寝る。僕も弟が生まれるまでは、それを当たり前のように思っていたのを覚えています。

 

これは大部分の人が「デメリット」だと思ったことと思います。ですが、子供目線だとメリットになるので、一旦メリットにも記載しました。

 

1.3 お金を掛けられた生活が出来る

僕も子供ながらに意識していたのは覚えていますが、それなりに裕福な生活が出来ていました。子供が1人しかいないので、子供が2人以上いるのに比べて出費が少なくなります。その影響で、晩御飯が美味しいお寿司だったり、ゲームも欲しいと言えば買ってくれたりと明らかに羽振りが良かったですね。

これは僕の周りの人の話ですが、1人っ子で親にお金があった関係で、それなりにお金が掛かるやりたい習い事をすることが出来、無事にそれを仕事に出来たそうです。つまり、子供に対して必要な「投資」をしっかりと行う事が出来るという風に捉えることも出来ます。お金をかけて子供を教育することは大事ですからね。完全な親の押し付けで無ければ、子供も反発することなく教育を受けて、色んな経験が出来ます。

これに関してもデメリットになる場合もありますが、上記の2つに比べるとメリット色が強いですね。

 

2. 兄弟・姉妹有りのメリット

 

2.1 「我慢」の習得

兄弟・姉妹がいることによる大きなメリットとして外せないのが、我慢を覚えることです。

僕も弟が生まれた瞬間から我慢の連続ですよ(笑) 例えば、おやつ。兄と弟の分を一緒のお皿に出されると、「どっちが多く食べるか」とかで喧嘩になります。ですが、僕は兄なので我慢して弟にあげたり、、。そんなことがしょっちゅうありました。

子供にとっての最大の居場所である「家」で、我慢が発生すると、逃れることが出来ません。半ば強制で我慢を習得します。

で。「我慢」という行為が結構バカには出来なくて、ある研究に関する結果を以下に載せました。

 

 〇マシュマロテスト

何もない部屋に、4歳の子供の目の前に1個のマシュマロを用意し、「15分マシュマロを食べなかったら、もう一個のマシュマロをあげるよ」と伝えた場合、食べるのを我慢して2個目のマシュマロをゲット出来るのは何割の子供?

このマシュマロテストで重要なのが、18年後に追跡調査を行った結果、「2個目のマシュマロをゲット出来た子供は、マシュマロを食べてしまった子供に比べて、平均210点程、テストの点数が高い」という結果が出たことです。

(マシュマロテストに関する本もあります。URLを載せますので、興味のある方は是非。)

www.amazon.co.jp

このマシュマロテスト自体は、近年になって再び行われたようで、同じような結果にはならなかったようですが、「子供の我慢の重要性」については、幾つかの論文で示されています

 

「Childhood Self-Control and Unemployment Throughout the Life Span: Evidence From
Two British Cohort Studies」

https://journals.sagepub.com/doi/pdf/10.1177/0956797615569001

上記のリンクは、子供の自制心と失業率の相関関係についての論文で、「子供の自制心が高いと、失業率が低い」という結果が出ています。

 

上記の内容をまとめると、子供の頃に我慢を覚えることは、子供の将来にいい影響を与え、兄弟・姉妹の存在によって我慢の習得が出来るということです!

何かを習得する時は、子供の頃からやった方が良いとよく言いますが、我慢も同じなんですね!

 

2.2 集団生活や円滑な人間関係構築の訓練

 兄弟・姉妹が家にいることによって、同世代の人と家でも関わる状態になりますよね。

兄ちゃんが「こうしたい!」って言ってるから私も合わせるか~ とか、

妹の顔色を見て、「あ、妹のやつ今結構機嫌悪いな、じゃあそっとしといてあげるか」とか。

こういった関わりを経て、「人に合わせる力」や「人とのコミュニケーション力」、「顔色を伺う力」などが養われていくと考えています。

 

つまり、兄弟・姉妹とあれやこれやと関わることで、学校などの集団生活で必要な力が身に付けられる確率が高いということです。

個人的にも、人間関係構築のスキルは弟が誕生してから一気に伸びたと思います。現に生徒会や音楽のパートリーダーなどの表立った仕事は、弟とよく家で話すようになってから出来るようになりました。

 家では、誰にも邪魔されずに自分の好きなように出来る一人っ子に比べると、間違いなく強みになるポイントの1つになるでしょうね!

 

3. 一人っ子のデメリット

一応デメリットも書いていましが、参考程度で読んでみて下さい。

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3.1 親の注目を独り占め②

一人っ子では、親の注目・愛情が一点に集まりますが、その弊害として注目が自分に向かない状況を嫌うような傾向が出る子供も多いように思います。

注目が自分に向かないことの方がメジャーだと思いますが、幼少期からそのような環境で育って来た訳では無いので、自分が注目されていないと分かると、拗ねる・悪い行動を取って注目を集めるなどの行為をする一人っ子は少なくないです。

彼らにとっては、自分が注目されることは当たり前なんですよ。なので手段を選ばずに注目を集めようとする訳です。

 

3.2 我慢することが難しい

1人っ子の環境では、基本的に自分の思い通りになる(特に幼少期)という話をしましたが、そのデメリットとして我慢が出来ない事が挙げられます。

我慢する必要が無いので、我慢出来ないのは当たり前ですよね。

我慢自体が必要の無い物なら、全くデメリットにはなりません。ですが、先ほどの「我慢の習得」のセクションでお話した通り、我慢(自制心)は子供の将来には重要であることが示唆されています。

やはり、幼少期の子供には我慢させることも必要なんでしょうね、、

我慢が難しいので、自分がやりたくないと思ったことは、すぐに投げ出したりしてしまうのでしょう。俗に言う「我儘」です。

 

4. 兄弟・姉妹有りのデメリット

4.1 良くも悪くも無難になりがち

兄弟・姉妹がいると、「我慢」を習得しやすく、「人に合わせる力」「コミュニケーション力」が身に付きやすい、とお話しましたが、これって社会的な目線で考えていますよね。要するに「我慢」や「社交性」って社会で生きていくのに必要な力なんですよね。

無難ですよね。どうしても揉まれて人格形成されるので、個性的にはなりにくい傾向があるように思います。個性的なのは一人っ子の方が強い傾向があるように思います。

 

5. 結論・まとめ

正直、ここまで色々考えてみましたが、最終的にドッチデモヨクネ??という気持ちが強くなりましたが、自分なりの結論としては、

 

 

 

 

 

 

 

 

どっちでもよくね?

 

です。

一人っ子と兄弟姉妹有りには、それぞれの良さがあるので、優劣を付けるのは非常に難しいです!

 

ただ、一つ言えることは「我慢」はとても重要です。ふんばりが効かないのに成功する人はほぼいないでしょう。ですので、子供に「我慢」を教えるのが難しいと感じているなら、兄弟・姉妹が居た方が良いと思います。

 

これから親になっていく世代の皆さん!お互い試行錯誤して後悔しないような家族を築きましょう!

 

ではではまたまたー。