絨の独り言

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実は地球寒冷化中。

 

どーもどもども絨でーす!

 

最近はマスメディアの間でもそんなに騒がれなくなりましたが、日本人の常識の1つとなっている"地球温暖化"。近年の日本の夏の暑さは尋常では無いので、「地球温暖化がどんどん進んでるな~・・・」なんて思っている人も多いはず。ですが、最近の研究で、今の地球は温暖化しておらず、むしろ寒冷化しそうなことが分かってきました!!

そこで、今回の記事では、地球温暖化に関する研究の現状や最近分かってきたことをまとめて紹介したいと思います!

 

 

 

目次

1. 2000年以降地球の平均気温は上昇していない

 実は、地球の平均気温は1998年以降上昇していないというデータが出ています。以下に米国の気候学者クリスティさんが発表した気球・衛星観測による世界の平均気温の変化のグラフを示しました。

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図1 気球・衛星観測による世界の平均気温の変化

(yomiuri.co.jp/adv/chuo/opinion/20151109.htmlより引用)

上記の図1の通り、2000年以降地球の平均気温は上昇していないんですね。ですが、2000年以降も大気中の二酸化炭素の量は上昇しています。このことから考えられることとして、

A. 二酸化炭素温室効果の性質を持ってなく、別の原因で20世紀の温暖化が生じた
B. 二酸化炭素温室効果を打ち消すような寒冷化の原因が、2000年以降に生じている

 

のどちらかが考えられますね。二酸化炭素には温室効果があることは常識となりつつありますが、個人的にはCO2の温室効果に関しても懐疑的です。

AにせよBにせよ、地球の気候に与える影響が二酸化炭素温室効果よりも大きな要因が存在することは確実です。よって次のセクションからは、CO2の温室効果よりも、地球の温暖化や寒冷化を決める要因が何なのかについて考えて行きます。

 

2. 太陽活動の極大期、極小期の影響?

 普通に生活をしていると感じることはありませんが、太陽には活発に活動する時期である極大期と、一休みする時期である極小期があります。このことについては、太陽風による通信障害に関する記事を読んだことのある方などは聞き覚えのあることかもしれません。

 もし、太陽活動の変化によって、太陽定数などの太陽光の放射量が大幅に変化するのであれば、地球に届くエネルギー量も大幅に変化するので、地球温暖化の直接的な原因になることが考えられます。

しかし、太陽活動の変化による放射量の変化は僅か0.1%程に留まっていることが分かっています。従って、放射量の変化を地球温暖化・寒冷化の主原因にするのは難しいのが現状ですね。

しかし、太陽活動の変化によって変わる要因は他にもあります。それは太陽から放出されるプラズマの風、所謂太陽風です。太陽活動の変化と太陽風の強弱には大雑把に以下のような関係があります。

太陽活動が活発になる→太陽風も強くなる
太陽活動が鎮静になる→太陽風も弱くなる

そして、太陽活動の変化(太陽風の強弱)が地球の温暖化、寒冷化にどのように影響を与えてくるのかは、次のセクションで考えて行きます。

 

 

 

3. 宇宙線と太陽活動

宇宙には数多の星が存在しています。皆さんも夜に外に出て、空を見上げると場所にはよりますが沢山の星々を見ることが出来ることと思います。星は永遠に輝き続けるなんて考えているロマンチックな方々には悲報ですが、星にも誕生と死があります。特に、大質量の星(太陽の質量の8倍以上)の最後は超新星爆発と呼ばれる大爆発を起こすことでその生涯に幕を下ろします。

このような超新星爆発は、宇宙線と呼ばれる電気を帯びていて、ほぼ光速の速さで宇宙を飛び回る極小の粒子を放出します。この宇宙線が、地球の温暖化や寒冷化を決める大きな要因になっていることが分かってきました。特に、太陽系外からやってくる宇宙線(銀河宇宙線)が、地球の気候に大きな影響を与えていることが示唆され始めました。

このような銀河宇宙線は常に地球に降り注いでいるのですが、銀河宇宙線は電気を帯びているので、磁気によって簡単に進行方向が曲げられます。地球も巨大な磁石なので磁気を発していますが、実は太陽も磁気を発しています。太陽が発する磁気が及ぶ範囲を太陽圏(クリリンの技じゃないよ)と呼んでいます太陽圏の磁気の強さも、太陽活動

 の変化によって強くなったり弱くなったりします。イメージとしては、

太陽活動極大→太陽圏の磁場「強」
太陽活動極小→太陽圏の磁場「弱」

というような感じですね。当然太陽磁場が強くなると、銀河宇宙線は進行方向を曲げられるので、太陽圏内に入ることは難しくなります。逆に太陽磁場が弱くなると、銀河宇宙線は進行方向を曲げられにくくなるので、太陽圏内に入りやすくなるわけですね!

地球は太陽圏内にありますから、太陽活動が極小期で太陽磁場が弱い方が、地球に銀河宇宙線が降り注ぎやすい訳です!

まとめると、

太陽活動極小期
太陽の磁場が弱まる
地球に銀河宇宙線が、極大期よりも沢山降り注ぐ

という流れになります!

 

4. スベンスマルク効果と寒冷化

いきなりタイトルに厨二チックな効果名が出てきましたね!実はこの効果が地球を寒冷化するおまじないであり、先ほどお話した銀河宇宙線が大きく関与します!

スベンスマルク効果とは「地球に降り注ぐ銀河宇宙線の発生を促進させているんじゃね?」という効果の事です。

と言うのは、小さな水滴の粒の集まりです。水蒸気ではなく水滴(液体の水)の状態で空中を浮遊しているので、僕たちの目から見ると白く見えます。ではどのように、小さな水滴が空中で発生するのでしょうか?

 小さな水滴は、きっかけ無くして発生することはありません。つまり、何もないただの空中にいきなり水滴が出来ることは無いのです。小さい水滴が生成されるのに必要な要素はエアロゾルと呼ばれる空中を浮遊する小さい粒です。エアロゾルを核として、空気中の水蒸気が凝結(液化)して、小さい水滴になるのです!

つまり、の形成には「エアロゾル」が重要になってくるのです!

 エアロゾルの形成には、銀河宇宙線が密接に関わっていると考えられ、銀河宇宙線の量が増えることでエアロゾルが増加し、の発生量が増えているのではないかと言う仮説が出ています。

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図2 宇宙線量(赤)と雲量(青)の関係のグラフ。2つの量の間には相関関係があるように思える。
http://davidpratt.info/climatecon2.htm より引用

もしの発生量が増えたらどうなるでしょうか?太陽の光はによって反射され宇宙に再び出て行きます。これにより地球が受け取るエネルギー量はの発生量が増えることによって減少しますまさに地球寒冷化につながるわけですね!!

 まとめると、

地球に降り注ぐ銀河宇宙線量が増える
発生するの量が増える
雲により太陽光が反射され、地球寒冷化が起きる

という流れになります。現在では、これが地球寒冷化の原因として考えられていますが、まだ完璧な確証は得られておらず、仮説の域を出ていないのが現状です。まだ正しい原因は分かっていないんですね。

 

5. 個人的見解

地球が大昔にスノーボールアースと言う全球凍結してしまった状態になったことがあるらしいのですが、その原因が「地球上の二酸化炭素量が減ったから」みたいな記事を読んだことがありました。ですが、現代の二酸化炭素量は人間活動によって増えたとは言っても地球の悠久の歴史の中ではとても少なかったりします。

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図3 過去46億年での地球大気の分圧の変化
出典:田近 1995

図3の通り、僕たちはとても二酸化炭素の少ない時代を生きている訳です。なのに二酸化炭素温室効果だけで地球温暖化を語るのは正直ナンセンスなのではないかなと思っていて、スベンスマルク効果支持派です( ´∀` ) 

または、スベンスマルク効果以外の地球気候に大きな影響を与える原因が潜んでいるのではないかなと思っています。

1つ言えることは、二酸化炭素温室効果は僕たちのイメージ程大きな影響ではないと言う事は言えると思います。

地球上の植物は空気中の二酸化炭素(CO2)を吸って、根から水(H2O)を吸ってCO2とH2Oを用いて植物のエネルギー源であるデンプンを生成していますね。

 

6CO2 + 6H2O + 太陽光 ⇒ C6H12O6 + 6O2

 

つまり、空気中の二酸化炭素量が増加することによって、デンプンの生成が促進されて植物の生長が早くなるという研究結果も出ています。確かに空気中の二酸化炭素含有量が増えると、一回の呼吸で体内に取り込める二酸化炭素量が増えるので、デンプンの生成量が増加するのも直感的に納得出来ますね。

要するに、二酸化炭素の増加は、必ずしもデメリットばかりでは無く、メリットも多いことは意識する必要があると思います。

温暖化してると思いきや寒冷化してるなんて、なんか恋愛みたいですね(?)